- O脚矯正
著者:中野 直彦
2016年3月06日
おはようございます。
なかの接骨鍼灸院 院長の中野直彦です。
本日は、『O脚の間違ったセルフケアBest3』というお話です。
当院にO脚矯正を受けに来られる方の半数以上の方が、
ネット・テレビ・雑誌などで見た運動をした経験をお持ちです。
このブログを読んでおられるあなたも、そのような経験はありませんか?
正しい運動を正しくされた場合は良いのですが、間違った運動をした場合、
良くならないだけでなく、悪くなったり治りにくくこともありえます。
間違った運動をしている方には、次の2つのことが考えられます。
1、方法は正しいけど、やり方が間違っている
2、そもそも方法が間違っている
1の『方法は正しいけど、やり方が間違っている』というケースは、
発信する側ではどうしようもない場合があります。
詳しく説明することにより、多少は正しく伝わるかもしれませんが、
詳しく説明するにも限界があります。
私は、間違って伝わるのが嫌なので、来院していただき、
直接お伝えすることにこだわっています。
だから、ブログや動画などでは、セルフケアを一切公開しません。
いくら詳しく説明しても、その通りにできる方はほとんどいない
と思っているからです。
正確に、確実に伝える方法ってないものでしょうかね~
次に2の『そもそも方法が間違っている』というケース。
これが案外少なくありません。
今日は、間違っているセルフケアBest3を書きます。
第1位から。
こういう場合は、3位から発表するのが普通かもしれませんが、
私は、少々ひねくれているので(笑)
第1位は、定番?の『内転筋を鍛える運動』です。
ホームページ(トップページ)に明記していますし、
アメブロでも何回も書いているのですが、
いまだにトップ独走です(苦笑)
これは、「O脚の原因は内転筋の低下」という、極めて短絡的で、
浅~い考えの結果出た仮説をもとにしているものです。
間違った仮説を元にしているので、いくら内転筋を鍛えても、
何の変化も起こりません。
悪くなることは少ないですが、全くの無駄以外の何物でもありません。
第2位は、『膝にハンカチなどをはささむ運動』。
さらに、『はさんで膝を屈伸する運動』もあるみたいです。
これ、実はある事に気を付けながら行うと、まんざら悪い運動ではないんです。
伝える側がそのことを知っていて、これに気を付けながら行えばOKです。
しかし、ただ単に寄せることだけに主眼を置いていれば、
それは、何の効果もないだけでなく、『してはいけない運動』です。
一生懸命はさむことにより、改善する場合と逆の動きが出てしまいます。
このあたりも、直接伝えないと間違って伝わってしまう恐れがあるので、
ここでは書きません。
誤解って怖いですから。
もちろん、来ていただいた方には、分かるまで何度でも説明しますが…
第3位は、『壁にもたれて背中をつける運動』。
O脚を改善しリバウンドを防ぐには、正しい姿勢が絶対必要です。
なので、当院では毎回、毎回、毎回、毎回、毎回…、本当にくどいぐらい
姿勢指導をします。
O脚の人は、自分で姿勢が悪いと思っている方が多く、
自己流で姿勢を良くしようとするためか、ほぼ全員が反り腰です。
この反り腰を正すことは、O脚改善にとってもっとも重要な事の1つです。
壁にもたれて背中を付けると、『姿勢が良くなる』どころか
反り腰になってしまうんです。
だから、これは絶対にしてはいけない行為なんです。
これをし続けると、反り腰がさらに固着し、なおりにくくなります。
その結果、O脚も改善しにくくなってしまうんです。
だから、この運動は、『しない方が良い』『しても無駄」ではなく、
『してはいけない行為』です。
もししていたら、ぜひぜひ即刻中止してください!
以上が、『O脚の間違ったセルフケアBest3』でした。
参考になりましたら幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございます。